酵素事業の歴史
History
新規酵素の発見から社会創出へ
微生物や酵素の基礎研究から、医薬・食品・臨床診断用酵素の開発・製品化を通じ、社会に貢献してきた歴史
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定説を変えたモルシンの発見
ヒトの胃の消化を助ける耐酸性タンパク質分解酵素「モルシン」を発見しました。当時、消化酵素は動物の内臓より抽出した海外製品が主流でした。キッコーマングループは麹菌の研究開発を進め、タンパク質分解酵素は麹菌から分泌発現しないという定説を覆し、一定の培養条件下でモルシンが分泌発現することを見出しました。この成果は、後の微生物由来酵素の開発につながる画期的な発見となり、内閣総理大臣発明賞を受賞しました。
1955
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盛進製薬株式会社 設立
モルシンの事業化に向けて盛進製薬株式会社を設立するとともに、酵素製造拠点となる流山工場を建設しました。翌1962年には耐酸性澱粉分解酵素「スタラーゼ」の製造も開始し、現在の酵素事業の基盤を築きました。

1961
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ザルコシンオキシダーゼの発見
ザルコシンオキシダーゼを世界で初めて報告しました。この酵素の発見により、クレアチニンを高感度に測定する酵素法の開発が可能となり、現在も臨床検査試薬に広く活用されています。
1979
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酵素製造設備の拡充
1986年に竣工した研究開発本部附属工場 (現キッコーマンバイオケミファ株式会社江戸川プラント)に酵素製造設備を新設し、生産体制を強化しました。
1987
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食品加工用酵素への展開
茶飲料の清澄化に利用されるタンナーゼの製造販売を開始しました。本酵素は麹菌 Aspergillus oryzae を用いて製造されており、現在も販売を継続しています。また、ハラール認証およびコーシャ認証を取得しています。

1988
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衛生検査用酵素への展開
ホタルの発光酵素「ルシフェラーゼ」を、遺伝子組換え技術により大量生産する技術を確立しました。その後、ATPのサイクリングに必要な酵素であるピルビン酸リン酸ジキナーゼ(PPDK)も製造し、現在のATPふき取り検査法(A3法)を支える基盤技術となっています。
1989
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酵素によるHbA1c測定法の提案
フルクトシルペプチドオキシダーゼ(FPOX)を用いた酵素法によるHbA1c測定法を世界で初めて報告しました。当時主流であったHPLC法や免疫法に加え、酵素法という新たな測定原理を提案し、その後のHbA1c測定技術の発展に貢献しました。HbA1c酵素測定法に関する研究成果は、2013年度 生物工学技術賞や2016年度 糸状菌遺伝子研究会技術賞を受賞しました。

2003
2026年 酵素製造65th Anniversary
50年以上にわたる技術と信頼を礎に、
キッコーマンバイオケミファの酵素はグローバル市場の多様なニーズに応え続けています。
