【その他】ルシスワブ ES(長軸綿棒)

検査方法と検査結果について

ルシパック の先を触ってしまいました。測定値に影響はありますか。

影響があります。
ルシパックの綿棒部分の先に手指が触れたり、唾が混入すると、作業者の持っているATP、ADP、AMPが、付いてしまい測定値が大きくなってしまいます。その場合は、新しいルシパックで、再度ふき取り測定してください。

一度測定したルシパックを時間がたってから再度測定したら 最初と比べて低い値になりました。 最初に測定した値と、時間が経ってから測定した値のどちらを信じればよいですか。

ATPふき取り検査は、汚れの中に存在するATPと試薬が反応して生じる発光量を数値化しています。 この反応は時間の経過とともに減衰するため、数値は徐々に低くなっていきます。 試薬を溶かしたら、時間をあけずにルミテスターで測定してください。 【なぜATPを測定するの?の中の「どうやって測定している?-ATPふき取り検査(A3法)の測定原理」では、 A3法の測定原理を説明していますのでご覧ください。

なぜ、医療施設の環境衛生の推奨基準値を500 RLUにしているのですか。

菌が多く検出された場所
ATP+ADP+AMP量、菌数共に多く、洗い残しが多い状態です。

 ATP+ADP+AMP量が多い
菌はほとんど存在しないが、ATP+ADP+AMP量が多く洗い残しが多い状態です。洗い残しは菌の栄養分となるため、菌が増殖する原因となるリスクがあります。

 ATP+ADP+AMP量が少ない
ATP+ADP+AMP量、菌数共に少なく、洗い残しが少なくい、最も望ましい状態です。

このグラフは縦軸:培養法による菌数、横軸:ルミテスターによる発光量での関係を示しています。 このグラフでは、100 RLU以下ですと一般生菌は非検出(10 CFU未満)でした。 この結果より、内視鏡や、手術用の器具などは基準を100 RLUにしていますが、 医療現場のパソコンマウスやタッチパネル等、手の多く接触するところ(高頻度接触面)で、基準100RLUを提示することは非現実的です。 500 RLUの時は一般生菌数は100 CFUで低いレベルであり(クリーンルームの清潔レベル)、 且つ取得したATPデータの解析(度数分布表80パーセンタイル)から、高頻度接触面は推奨基準値500 RLU以下としました。 それぞれ環境が異なるため、現場レベルに合わせて、基準値は変更して頂く必要があります。

基準値の設定方法を教えてください。

基準値を設定する方法はさまざまですが、以下の①~③の方法をご紹介いたします。

①メーカ―推奨基準値で設定(平滑なもの:200 RLU以下、凹凸があるもの傷つきやすいもの(樹脂製品など)500 RLU以下)
②現在の状態に即した基準値を設定する
③ユーザーの事例を参考に設定

詳細はこちらをご覧下さい。

ATPふき取り検査(A3法)について

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