接種の準備
- 試料に適切な滅菌希釈液を添加し、ストマッカー等を用いて試料を均一化します。
- 菌数が適正範囲内(250 CFU/mL以下※)となるよう、試料液を希釈します。
※Easy Plate YM-Rは1~150 CFU/mL
培養エリアへの接種
- クリーンベンチなどの無菌的環境下でアルミ袋を開封し、本製品を必要枚数取り出します。
- 取り出した本製品を平らで水平な場所に置き、室温に戻します。
- カバーフィルムを開き、培養エリア中央に、試料液1 mLを滴下します。
- カバーフィルムをゆっくりとじます。試料液が培養エリア全体にひろがります。
- 培養エリアがゲル化するまで3分間静置します。ゲル化する前に製品を動かしたり、傾けたりすると試料液が培養層の外側へ漏れ出ることがあります。
重ねて滴下する方法
滴下済みの製品の上に、未滴下の製品を重ねた状態で滴下が可能です。
※重ねる際、滴下済み製品の培養エリアに圧力をかけないようにご注意ください。試料液がこぼれることがあります。
※10枚程度まで重ねて滴下が可能です。
培養方法
培養器に入れて培養します。ゲル化後、本製品は25枚まで積み重ねることができます。
保存温度
冷蔵(2~8℃)で保存してください。
未開封のまま輸送または保存された場合、25℃以下で14日間、30℃以下で5日間まで品質が保持されます。
開封後の保存方法
アルミ袋の端を2回以上折り返してテープで止め、冷蔵保管(2~8℃)の上、3カ月以内に使用してください。
カバーフィルムの取扱い
- 接種直前までカバーフィルムを開けないでください。
- 試料液の滴下直後にカバーフィルムを押さえ付けないでください。試料液が培養エリアの外側へ漏れ出ることがあります。