一般生菌について
一般生菌とは、標準寒天培地を用いて、好気的な条件下で35℃±1℃、48±3時間の培養で発育する中温性好気性菌を指します。一般生菌数は、食品の微生物汚染の程度を示しており、その食品安全性、保存性、衛生的かつ適切な取扱いを評価する総合的な衛生指標に用いられています。菌数が多い場合は、衛生的かつ適切な取扱いがされていない、または温度管理が不適切であったことなどが考えられます。生きている細菌がどれくらいの菌数いるかを検査しますが、食品中で、低温細菌、高温細菌、嫌気性菌、好塩菌等は一般生菌数を測定する標準寒天培地での培養条件では発育できません。このような菌を検査する時は、対象の菌の性質にあった培地組成、培養方法、培養温度を変える必要があります。
※参考文献:食品衛生検査指針 微生物編 改訂第2版 2018
一般的な一般生菌数測定フロー
※参考文献:食品衛生検査指針 微生物編 改訂第2版 2018
一般生菌数測定用の製品
培地調製不要で、開封後すぐに使える微生物検査用フィルム培地です。
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