新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大によって、手洗い‧環境衛生が見直されています。きちんと清掃‧洗浄ができたかを目視だけで確認するのは、ヒトによって判断基準が異なるため清掃‧洗浄にばらつきがでる可能性があります。
- きちんと清掃できたかを、客観的な物差しで確認したい
- 清掃‧洗浄の品質を記録として残し、お客様へも伝えたい
このようなニーズから、ルミテスター Smartとルシパック A3によるATPふき取り検査(A3 法)を、多くのお客様が活用しています。 ATPふき取り検査(A3法)は、清掃‧洗浄の効果を数値で示すことで、清掃‧洗浄の品質評価だけでなく、顧客満足度、リピーター率の向上 にも役立ちます。
ATPふき取り検査(A3法)を清掃‧洗浄評価に活用!
清掃‧洗浄して汚れを全て除去することは、ウイルスを含む様々なリスク低減に繋がりま す。汚れが除去されたことをATPふき取り検査(A3法)で確認することで、リスク低減を 間接的に評価できます。 適切な対策をその場で迅速に実施し、衛生状況を改善することは、 様々なリスクに由来する健康被害の防止に貢献できます。
動画で学ぶ! ~感染リスク低減への活用~
検査ポイントと測定例
お手洗い
エントランス
エレベーター・給湯室
※1 測定値は、環境や状況により変動しますので参考値としてご参照ください。
※2 暫定基準値:①一般環境表面 500以下 合格、501~1000 要注意、1,001以上 不合格
コロナウイルスは測定可能なのか?
ルミテスター Smartとルシパック A3に関するお問合せを多数頂いていますが、 コロナウイルを含めウイルスの検出はできません。詳しくは、こちらをご確認ください。
ウイルス量と、ATPふき取り検査(A3法)による測定値の関係性
NウイルスとATP溶液を含む人工唾液を環境表面に塗布して、清拭した際に、Nウイルスのプ ラーク形成数とATPふき取り検査(A3法)の測定値がどのよう変化するかを確認した結果を 下記に示します。 Nウイルスのプラーク形成数の測定と、ATPふき取り検査(A3法)は、別 の試験法です。プラーク形成数の単位はウイルス力価(pfu)、ATPふき取り検査(A3法) の測定値の単位は発光量(RLU)です。
清拭前は、Nウイルスのプラーク形成数が多く、ATPふき取り検査(A3法)の測定値も高い のに対して、清拭できちんと人工唾液を除けば、Nウイルスのプラーク形成数も、ATPふき 取り検査(A3法)の値も、ともに低下することがわかります。 ATPふき取り検査(A3法) は、ウイルスを直接測定することはできませんが、飛沫や手から拡散する恐れがある汚れな ど、接触感染のリスクのある汚れを取り除けたかについて、ATP量を指標とした評価に用い ることができます。
ATPふき取り検査(A3法)の検査ポイント
検査ポイント | |
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ヒトが多く触る場所 | ドアノブ、取っ手、手すり、スイッチ、水道の蛇口、机、タッチパネルなど |
汚れやすいところ | トイレまわり、洗面台、床など |
活用事例